簡単ハンドメイキング クッキング篇 へようこそ
私は料理が得意ではありません。
でも、美味しいものを食べるのは大好き。
だからできるだけ簡単に、素材を生かして、自分味にするための実験をしています。
そこで分かったことは↓
得意じゃなくても、簡単に楽しく美味しく健康的な食生活ができる!!
参考記事⇒夏も冬もぬか漬け
その気になりさえすれば誰でも簡単に手作りできるクッキングのヒントをシェアしたいと思います。
さらに、あなたの味付けを加えて、あなたならではの食生活を楽しんでください💛
素朴で栄養あるぬか漬け沢庵の作り方
たくあん、好きですか?
私は大好きなんですが、市販のたくあんは、余りにも「美味しく」してあって、飽きてしまいます。
色も、・・・💦
常備の箸休めとしてのたくあんが、美味しそうな一品としてメニュー上でランクアップしちゃったみたいです。
凝りすぎて、自然の素朴な味に出会えません。
そこで、初めて、たくあん作りに挑戦してみました。
と言っても、究極の手抜きで(笑)
普段のぬか漬け以外に特別な物は何も加えていません。
添加物の心配もありません。
結果は大満足!
自然の味が過不足なく、優しく口に広がり、「これだ!」(^_-)-☆
その上、究極の基本たくあんなので、お好みで、甘く、辛く、酸っぱく、味付けの余地が十分にあります。
私も、ちょっとアレンジ、もうやってみてます(笑)
たくあん好きがたどり着いた究極のお勧めは自家製
では、手順と、私のアレンジの例を紹介し、最後に、干し大根をぬか漬けにするメリットを挙げてみます。
Ⅰ 作り方手順
1 大根を用意する
なるべくスタイルのいい大根を選んで買ってきました。
スーパーで売っている大根は、葉が切り落とされていました。
2 大根を干す
農家の庭先には葉のついた大根が並んで干してあるのを見たことがあります。
でも、スーパーでは切り落としてあったので、残りの葉の分部も切り落としました。
言いわけ
大根葉は栄養の宝庫です。
最期の一片まで刻んで味噌汁に入れたりして使いきります(笑い)
皮ごと食べるので最初に良く洗っておきます。
それから、付け根に串をさして紐を付け、物干しざおの端にぶらさげます。
適当な串と紐があれば数分の作業です。
串は焼き鳥なんかの串で大丈夫です。
徐々に大根が細くなっていくのを観察しながら、1週間から2週間、干しっぱなしにします。
夜も出しっぱなしです。
日をあけて3本干してみました。
左から、3週間、2週間、3日が経過しています。
ここで余談
干し大根、ナント、みんな、尻尾の先が左巻きになるんです!!
な、何で?
そう言えば、水を流すと左に渦を巻いて排水管に吸い込まれていくのは、地球の自転のせいだとか。
大根の水分が下へ流れていくから同じ現象が起きてるのでしょうか。
南半球なら右巻き?
3 大根をとりこみ、洗い流して、ヌカに漬ける
2,3週間して、いい感じになったら取り込みます。
☆いい感じはお好みで
大根は干さずに漬けてもいいので、お好みの状態になったらいつでもOKです。
ただ、せっかく干すのだから、太陽光の化学変化も期待したいですよね。
手で触ってみて、生っぽさが取れて、軟らかすぎず硬すぎずがいいでしょう。
とり込みの目安は、全体がシワになって尻尾の方が硬くなった時、かな。
私の場合は最初の1本は3週間でしたが、だんだん気温が下がり空気が乾燥してくると、時間が短くなりました。
3本目は1週間くらいです。
☆ 洗って、ぬか漬け容器に入るようカット
切り口はこんな感じ
適度に水分が残っている方が食べやすいです。
尻尾の硬くて歯が立たないようなところは捨てます。
☆大根の表面の硬い皮をさっと塩でこすります。
☆ヌカに漬けます。
ぬかの表面を平らにして、そのまま3日置きます。
☆ ぬかから出して水洗いし、食べやすくカット
大根の太い部分(上の方)はそのままで自然の素朴な味わいです。
尻尾の方は硬めで苦みが残ります。
この苦みがいいという方もいらっしゃるでしょう。
一本目は私もそのまま味わいました。
でも、二本目はハチミツ醤油をかけてみました。
下に、ハチミツ醤油が見えますか。
時々大根の上下を入れ替え、味をなじませますが、ひたひたに漬けこむのは避けました。
自然の味優先で(笑)
苦みが消えて、でも大根の味と歯触りは残って、美味しいっ(>_<)
甘みはやわらかくする力もあるので食べやすくなります。
一本から二つの味わいが完成です。
手作り沢庵をおすすめする理由
理由は四つあります。
1 超簡単
手間はちょっとで、あとは放置です。
● 大根を物干しにぶら下げて放置。
● それを、ヌカに漬けて放置
簡単ハンドメイキングのキッチン篇トップのお勧めです(^_-)-☆
2 超割安
ほとんど大根の値段だけ。
市販の沢庵、手ごろな値段の物でも大根の2,3倍はします。
しかも、太陽に干さず、人工的に乾燥させている上、着色料や添加物も一杯です。
天日干しの沢庵は、高額です💦
3 美味しさの原点がある
無添加で自然の味がします。
これは、人工的に完成された味の対極にあるもの、原風景ならぬ原美味とも言えるものです。
香りも、歯触りも、大根そのものの味わいが、噛むほどににじみ出てきます。
食べる人の好み、その時の条件に合わせて、味付けする余地もあります。
ちょっと愚痴
ありがちのスノッビズム
え~? おいしい! これが○○だなんて信じられない! って。
だったらわざわざ〇〇食べなくていいよ。
4 栄養がスゴイ
大根の栄養が、太陽の光を浴びることで倍増するだけでなく、
ぬかの栄養と発酵の善玉菌が一杯追加されます。
☆大根の栄養
大根は消化にいいと、昔から言われていますよね。
1 消化を助ける
食物繊維が豊富です。(葉の部分の方が多い)
胃液の分泌を助けるイチオナーゼは根の方に一杯あります。
2 消化酵素も一杯
アミラーゼはでんぷん分解酵素
プロテアーゼはタンパク質分解酵素
リパーゼは脂肪分解酵素
というわけで、何を食べても、口直しに沢庵は理想の食べ方。
3 他にも、栄養が一杯
カルシウム、カリウム、葉酸などがあります。
でも、ビタミンやカリウムは葉に多く含まれるので、葉も捨てないでね(^_-)-☆
☆ 沢庵にはぬかの栄養も加わります。
ぬかは発酵食品なので善玉菌も一杯です。
ぬかの栄養については、このブログの他の記事にも書きました。
参考にしてください → ぬか漬け検証
☆ 太陽光の効果
●乾燥させるということは、水分が抜けるので、旨みも栄養も凝縮します。
●さらに、元々大根に含まれていた栄養が何倍にもなります。
上段は生大根、下段は干し大根に含まれる栄養です。
カルシウム mg | カリウム mg | 葉酸 µg | 食物繊維 g | |
生大根 | 24 | 230 | 34 | 1.4 |
干し大根 | 500 | 3500 | 210 | 21.3 |
※ カゴメのVegeDay より引用
上段と下段を比べてみてください。
太陽の力ってすごいですね!!
これが、簡単ンハンドメイキング・キッチン篇一番のおすすめのポイント
それは、たくあん作りに普段のぬか漬けを利用するということです。
冬野菜のぬか漬け大根を、しばらく外にぶら下げておけばいいだけ。
ぜひ試してくださいね。
私は甕にぬか床を作って一年中利用しています。
でも、ジップロックでぬか漬け作ってる人も多いみたいです。