ツバキは咲いてよし、散ってよし。
灰色の冬空に咲くツバキは、バラにも見まごう華やかさで、景色を明るくしてくれます。
艶やかに光る深緑の葉に真っ赤な花、鮮やかな対比。
色彩的には正反対の色、補色で、これ以上の派手はないという目立つ組み合わせです。
子供の目にも強烈で、私は子供のころ、「花は赤」と思っていたのですが、明治生まれの母は、ツバキを床の間に飾りませんでした。
花が丸ごとぽとりと落ちて、首が折れるので縁起が悪いという理由です。
ところが、そんな花の落ち方が、思いがけない効果を持っています。
花の絨毯です。
つばきがたくさんあるところには、重厚な花の絨毯が敷き詰められるのです。
実は私は、咲いているツバキより、この絨毯が好きです。
しっかりした花が丸ごと落ちるので、地面が厚みのある真っ赤な花で覆い尽くされ、重厚に織りこまれたフカフカの絨毯になります。
遠くからでも地面の一画が明るく浮き上がり、美しさに息をのむほどです。
一人で、「わあ、きれい、わあ、きれい」を連発してしまいます。
ところがです。
ツバキ愛に生きて、晩年になり、もう思い出だけで十分というほどの年になって、知らなかった事実に直面。
痛みに耐えています。
ツバキに宿るのは毒蛾だった
茶毒蛾という名の蛾が、椿や山茶花の葉に卵を産み付けるのです。
その卵がかえって、毛虫になるのがちょうど梅雨時。
この白い長い毛が毒針となって飛び、肌を刺し、毒を注ぐのです。
茶毒蛾の毛バリの連射を受けてしまった
お隣が、ツバキの垣根を伐採しているところへ行って、おしゃべりして帰ってきて数時間後、両脚のかゆみと同時に、真っ赤な点々が足首一杯に現れました。
うっかり掻いてしまったのですが、掻けば掻くほどかゆみが増し、ぶつぶつも広がってきます。
普段とは違う虫さされだなと、すぐ分かりました。
痛みも加わったかゆさが、それまで経験した生ぬるい程度ではなかったし、赤い点々も強烈です。
そう言えば、お隣さんが、「ツバキには目に見えないくらい小さい毒虫がいるそうだ」と言ってたっけ!
そう言えば、お隣さんは、全身おおった重装備で作業してたっけ!
慌ててネットで、検索。
「ツバキ」「虫」でクリックすると、あります、あります。
「毒」「危険」「毛虫」というような言葉が目に飛び込んできます。
「ガムテープで肌に刺さった毒の毛を抜きとれ」
「衣服は洗濯機に入れてはダメ」
ああ、なんてバカだったんだ!
毒虫がいるって聞きながら、素足にサンダルでおしゃべり・・・
後悔先に立たず
家にあるのは、ムヒ、消毒液、オロナイン
シャワーを浴び、この三種類をつけ、かきむしったところはバンドエイドを貼りました。
掻きむしったところは、処置がよかったのか、ひどくなりません。
掻きむしってないところが、順番に、水膨れになってきます。
痛みとかゆみはず~っと続いています。
水ぶくれが大きく膨らんでくるとき、痛みかゆみが激しくなるようです。
1センチぐらいまでに膨らんだ水ぶくれが、自然に破れたので、ティッシュペーパーで中の液体を押し出し、消毒して、バンドエイドにオロナインを塗って傷口に貼りました。
週末から土日にかけてなので、皮膚科には行かれず、ネット情報と薬局で対処しています。
季節がらか、薬屋さんのおすすめコーナーには、虫刺され用の塗り薬が並んでいます。
薬剤師さんに相談したところ、効き目が高いのはステロイド剤入りのものだと言われましたが、判断がつきかねたので、ステロイドの入っていないかゆみ止めを買いました。
かゆみを抑え、治るまでガンバロウと思っています。
ネット情報では、この状態が1~2週間つづくということです。
今も、痛痒いところがあります。
水ぶくれが大きくなってくるとき、痛みかゆみがひどくなるようです。
次々に、水ぶくれが・・・
まだ赤い点々は、いっぱいあります。
両足首の回りから、足の甲、足の指にも少し。
月曜日になったら皮膚科に行くのもアリですが、それまでは、頑張らないと。
環境の悪化に対処するための4項目
今年は、茶毒蛾が異常発生しているという情報もあります。
気候が変わって、冬もあまり寒くならず、湿度が高かったからだとか。
生活環境は悪化して来ています。
大雨、風、高温化、コロナウィルス、今までに無かった、準備もできていない変化が起きています。
環境悪化に対処するには、
1.自分の体力、免疫力をつけること。
2.変化に順応する柔軟さをもつこと。
3.情報を自分のこととしてしっかり聞き、備えること。
そして、
4.覚悟して必要以上に怖がらないこと。
覚悟ができないと、何事も受け入れられず、他人に厳しくなるばかりですからね。
環境の変化は人を強くする
昨日まで、絆とか、みんな一緒とかが美徳でした。
でも、コロナウィルスがそんな美徳を一蹴してしまいました。
革命的な価値の転換です。
人は、一人でしっかり自分を支えないとダメなんです。
自立しないと、自立できてないと、泣き言をいって、他人を非難したり、攻撃したりすることになります。
でも、そんなことはいくらしたって、自分のためになりません。
不安をまぎらしているだけです。
私たちはみんな一人、でも、みんな同じ。
頑張るっきゃない!!
関連記事⇒驚異の回復力をゲットする秘訣
わぁ!たいへんなことになっちゃいましたね。
皮膚科に行かれたでしょうか。
綺麗な花に見とれて、油断してはいけないという痛い教訓になりましたね。
早く回復しますように!
ありがとうございます。油断は禁物でした!!悪化はしてないようなので、雨の中皮膚科には行きませんでした。水膨れを扱いかねていますが、かゆみ止めと消毒で忍耐強く回復を待ちます。気候の変化で今まで大丈夫だったからと安心していられなくなりましたね。これを機会に、気を付けてくださいね!!