糸カフェという名の夢つむぎ工場夢をつむぐ手順夢は夢の中でつむぐっていうのもありですが、私はやっぱり、現実の社会で、みんなと分かち合いたいです。
見える形で、シェアしたいので、手順を書いてみますね。 夢をつむぐ場所私の部屋の入り口には ☆糸カフェ☆という表札。糸や布で遊ぶ、ほっとする空間につけた名前です。
私は自他ともに認める洋裁好き、編み物好き、手芸好き。
実は、母は手芸講師で、海外にまで日本の手芸を教えに行くほどでした。 私が後を継ぐことをあんなに望んでいたのに、私は冷たく「イヤ」と言い放ち、ガッカリさせてしまいました。
そんな私が、いつ頃からか、母が亡くなって10年ほども経ったでしょうか、スカートを縫ったり、小物を作ったりし始めました。 最近の10年ほどは、自分の洋服はすべて手作りとなり、職場でも「洋裁好き」が公認されています。
どんなに疲れていても、機嫌が悪くても、きれいな色の糸や布に出会えれば、たちまち笑顔にっちゃうほど、好きですね。 もう、ワクワク心が躍ります。 眺めて、触って、撫でて、頬を寄せて・・・もう、うっとりです(笑)
そうしながら、私は糸や布とおしゃべりをしています。 お互いがほんとに理解し合えるまで、じっくりと。
すると、突然、その糸や布が描く夢の姿が見えるときがあるのです。
海辺の風に吹かれる少女のスカート 小さな子供の手をひいた若いお母さんの膨らんだ手提げ袋 駅のベンチでへたり込んでいるお婆さんのバッグからのぞく花柄のハンカチ 厳しい表情の女性教師が取り出したキャラクター柄のポーチ
そうなったら、私は深呼吸して、ミシンの前に座ります。これを待たずに作業に取り掛かると、たいてい失敗します。
早く何か作りたくて作業を始めてしまったものは、できあがっても、飾る場所や、使ってくれる人、自分が使うタイミングなどが見つからないまま、棚の隅の待合コーナーにたたまれてしまうのがおちです。 そうなると、出来上がったものも、使われた布や糸も可哀想、それを作ってくれた人に申し訳ないです。
素材の声を聞いて作業を始めると、作っている最中から充足感、幸福感があって、出来上がったときには解放された喜びが生まれます。もう一カケラの執着も残りません。 そして、ちゃんと使ってくれる人のところへもらわれていきます。
だから、私の日々を豊かに埋めてくれた製作品は、ほとんど手元には残っていません。
紡いだ夢の行方それでもこの目蓋の裏には、一つ一つの細かい縫い目の、ちょっと曲がっちゃったところまで焼き付いていて、思い浮かべるたびに、制作中の喜びの感情を呼び起こしてくれるんですよ!!
ブルーの小花模様のサッカー地は、普段着の夏のスカート 刺繍入りネイビーブルーのデニム地は手提げ袋にして、持ち手は赤いレザー えんじのシルクは大きな正方形にカットして、スカラップの縁どりハンカチ キャラクター柄のラミネート地にファスナーを付けてポーチ
みんな、私の手で呼び覚まし、育て、解き放った命のかけら・・・私の子供たちです。 そう言えば、物を作り出すのって、育児に似ていますね。
手塩にかけて育てて、いくら理想の子にしようと思っても、親と子の癖や相性でどこかちょっとズレてる。 でも一応一人前になったら、手放して、その子の運命を尊重する。 親は子の幸せだけを願い、自分に見返りなど求めない。(⌒▽⌒)アハハ!
夢つむぎは、二度おいしい人生の宝って、夢中で何かを育んでいる最中と、手放した後の思い出ではないでしょうか。 育児そのものですよね。
私にとっては、手芸も同じです。 年をとってあまり作業ができなくなっても、その思い出に押されてまた一日、頑張れる気がします。
怖いのは、肉体の衰えに合わせて思い出が消えてしまうこと・・・
転ばぬ先の杖という諺がありますが、忘れぬ先の用心を心がけたいものです。
忘れぬ先の用心普段から健康に気をつかいながら暮しを楽しむことでしょう。
食事は、体に悪い物を食べない。 量も適量。
運動は、毎日せっせと体を使う。
生活習慣として、早寝早起き、睡眠と入浴。
心がけは、感謝と人のためを思うこと。
これって、自分への愛と信頼がないとできません。 今日まで何とかやってきたんだから、自信もちましょうね。
ちょっと不安になったらサプリもいいかもしれません。 病院へ行くことも必要かもしれません。
自分がダメになりかけてるのを認めるのは勇気がいります。 でも、先のことも考えて、賢く振舞うぞ!!
|
夢つむぎは★糸カフェ★で
投稿日:2018年11月17日 更新日:
執筆者:ゆめつむぎ