考えられる処分法は3つ。捨てる、売る、残す
着物や帯の量にもよりますが、まとめて処分したい場合と、一つ一つ考えたい場合があると思います。
そこで、方法を下のような表にしてみました。
一般ごみ | 資源ゴミ | ネットオークション | フリーマーケット | 買取り業者 | プレゼント | リフォーム | |
一括処分 | ○ | ○ | ○ | ||||
個別処分 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
1.ゴミに出す
一番簡単です。
時間もかからない。
費用もかからない。
でも、思い出も、美も、高価な材料も、すべてなくしてしまいます。
それと引き換えに手にする、スッキリさっぱり感やタンスのスペースの方が価値があるならこれがおススメ。
但し、一般ごみと一緒に捨てると、燃やされてCO2を出すので環境に優しくはありません💦
私の住んでる横浜では、資源ゴミとして「布」の回収日があるので、それが可能なところなら、せめて「布」ゴミとして出してくださいね。
色々な形で再利用される可能性を残しています。
海外で埋め立てに使われることもあるとか。
2 買取り業者に出す
いくらなんでも捨てるのはもったいない!と思ったら、ダメ元で買取業者に出してみることをお勧めします。
いろいろ名前のとおっている業者がありますね。
そういうところは、買い取ったものをランクづけして、売れるものは売り、最終的に廃棄までやってくれます。
海外にも販路を広げているので、結構、再利用されます。
但し、日本での価値が海外でそのまま評価されるわけではないので、いいものがいい扱いを受けるとは限りません。
ま、売ったのですから、それは覚悟の上ですが、でも、できるだけ本来の価値を評価してほしいので、着物や帯専門の買取業者をお勧めします。
専門のところには和服の目利きの営業さんがいるので、意外といい値段で買ってくれたりします。
私も、かなり汚れていたのにシルクの小紋が意外な高値で買われたので、なんか、ホッとしたことがあります。
いい人に引き取られて、思い出の着物もよかったかな、なんて。
宅配買取りといって、段ボールに詰めて送ればいいところもあります。
箱代や送料も無料です。
買い取りさきランキング
↓ ↓ ↓
3 ネットオークション、フリーマーケットなどで売る
一つ一つ手間をかけられるのなら、ネットオークションにかけたり、フリーマーケットに参加したりして、それでも残ってしまったものを捨てるといいです。
ネットオークションやフリーマーケットは、金額を自分で決めたり、管理が必要なので、それを楽しみながらできればいいのではないでしょうか。
お勧めオークションサイトを紹介しておきますね。
モバオク (モバイル端末を使いたい方はこれ)
ebay (海外で売れます)
4 処分ではなく残しておく
役立ててくれる人がいたらプレゼント
着物を着る人や、いずれ着る予定の人にプレゼントできれば一番うれしいですよね。
こんなチャンスがあれば、こちらも、あちらも、そして着物もハッピー\(^o^)/
そもそも着物って、本来はそういうもの、代々に受け継がれてゆくものなんですよね!!
現代ではなかなかチャンスのない、本来の扱い方です。
これができないから苦労してるんじゃヽ(`Д´)ノ
処分はしたくないけどもう役立たない着物や帯にもう一度輝けるチャンスを贈ろう!!
って、リフォームのことです。
作り方動画
着物や帯って、それは素晴らしい文化・芸術なんです。
中に詰まった美を葬り去るなんて、私はヤダッ!!
なので、私のおすすめは断然これ、リフォームです。
そしてね、生意気なようですが(と、ここからが本心)、「ああ、これ着物ね」っていうだけのリフォームじゃ、イヤなんです。
「えッ、これ、リフォーム?」っていうぐらい生まれ変わらせたい!
これこそ、腕の見せ所!
審美眼の発揮どころです!
現代には現代にあった美の発揮の仕方があるはずです。
着物や帯にはそれだけの美が、まだ深く眠っているのです。
どんだけの美だと思ってるかはこちら→帯の魅力は奥が深いので文化遺産の中に閉じ込めておくのはもったいない
というわけで、じつは私、着物や帯に眠れる美を、今、ここで呼び覚ましたいと、毎日毎日、ためつすがめつ、着物や帯を眺め撫でまわし語りかけております。
それを見つけられないのは、見えないこの目が悪いんじゃヽ(`Д´)ノ
そして、思いつくといさぎよく手を出し、つまずいてはやり直したり変更したりしながらも、ここ一年足らずで、100個近くのバッグやスカート、パンツなどを作ってきました。
「昔の和服を洋服やバッグへと変身させた」と言えればなあ・・・!?
画像紹介→ゆめつむぎ工房「写真」
和服の美を現代に輝かせる方法をシェア
美術や工芸、裁縫にも何の下地も才能もない私が、実践して身につけた方法、それが簡単ハンドメイキングです。
簡単というのは、
材料(帯や着物)を最大限利用して、最小限の道具で、単純作業で、短時間にできる、からです。
ハンドメイキングは、手作りということですが、なんか英語だと工作っぽくないですか?
そうなんです、洋裁って、形(型=パターンではなく、カタチ)通りに切ったものを継ぎ合わせているだけなんですよね。
紙じゃなくて布をノリじゃなくて糸で。 アッ、最近は裁縫用接着剤がありますね~。
というわけで、発想を工作にしたらとても気楽に取り組めて、結構できてしまいます。
これから、いろんな作品の簡単な作り方をどんどんシェアしていきたいと思います。
あなたと大切な思い出を共有している帯や着物と、ぜひ、もう一度楽しい時間を共にしてください!!
できあがった物が、きれいであること、作って楽しく嬉しくなることが必要条件です(^_-)-☆
関連記事はこちら→麻の帯から夏用バッグと、帯で簡単バッグ
作り方動画⇒ゆめつむぎ工房