飲み物

休憩はコーヒー? 紅茶? それとも緑茶? どれが一番元気でるのかな?

投稿日:2019年2月20日 更新日:

ホッと一息のティータイム

疲れた時、元気が出ないとき、「コーヒーブレイクをとろう」「お茶にしよう」「一服しよう」などと言います。

そんな時の三大常連は、コーヒー、紅茶、緑茶ですね。

 

ホッとしたり、元気ややる気が出たりするのは、どれを飲んでも同じなのでしょうか。

まず、共通の成分をしらべてみます

1 カフェイン

 

レギュラーコーヒー インスタントコーヒー 紅茶 緑茶
100ml 中のカフェイン 60mg 60mg 30mg 20mg

全日本コーヒー協会資料)
注:コーヒー豆一粒と、紅茶の葉一枚のカフェイン含有量は紅茶の方が3倍ですが、カップ一杯に使用する豆や葉の量が違ううえ、抽出率も違うので飲む時には表のようになります。

カフェインの効果

ドーパミンを放出させるので、覚せい作用があって、計算力や記憶力があがり、集中力もたかまります。

やる気も起きて、運動能力もたかまります。

 

交感神経を刺激するので、基礎代謝が高まり体脂肪を燃焼します。

胃酸の分泌も高まり、消化を助けます。

血管も拡張、利尿効果もあります。

 

活動的になることが第一の目的なら、カフェインの多いコーヒーを飲むのが一番ですね。

飲み過ぎると中毒症状を起こしますので注意が必要ですが、3時間以内に10杯なんて普通は飲みませんよね💦

 

ついでながら、カフェインの量なら、玉露がダントツに多いです。

100ml 中160mg もあるので、3時間以内に5杯以上飲んではダメです💦

それに、眠れなくなるので、夜は飲まない方がいいです。

 

2 ポリフェノール

ポリフェノールは、植物が身を守るために作り出す成分で、抗酸化物質です。

酸化=細胞の老化ですから、エイジングケアには頼りになる成分ですね。

赤ワイン コーヒー 紅茶 緑茶
100g 当たりのポリフェノール 230mg 200mg 96mg 115mg

Nestle 日本 より)

含有量は抽出時間や測り方により、数値にばらつきがあります。

量よりも大事なことは、同じポリフェノールと言っても、内容・成分が8000種類にもわたり、それぞれの食品に含まれるものが違うということです。

★コーヒーポリフェノール

代表はクロロゲン酸。

紫外線対策にはダントツの効果があります。

コーヒー豆は地球で一番紫外線の多い地域に育つので、防衛力が強いのでしょう。

 

また、コーヒーのポリフェノールは特に体の吸収率が高いので、脳からつま先まで全身のエイジングケアにも最高です

ガン、動脈硬化、生活習慣病の予防に手軽の利用できますね\(^o^)/

 

★紅茶ポリフェノール

生のお茶の葉に含まれるカテキン(ポルフェノール)が、発酵過程で複雑な(=強力な)紅茶ポリフェノールに変化するそうです。

紅茶の色は緑から変化した紅茶ポリフェノールの色です。

ポリフェノールの抗酸化作用に加え、紅茶ポリフェノールの注目点は、抗菌力・抗ウィルス力と、虫歯予防です。

O157やインフルエンザウィルスに対する効き目が証明されています。

虫歯は、虫歯菌が歯の表面に付着して酸化し、歯のエナメル質を溶かすことから起こりますが、紅茶ポリフェノールの抗菌力、抗酸化力が止めてくれるのです。

 

さらに、血糖値の上昇を抑える働きも分かっています。

 

★緑茶ポリフェノール

中心は8種類のカテキンです。

緑茶の製造中に酸化酵素の働きが抑えられ、ほとんど酸化していないため、あの緑色が保たれています。

カテキンの量は一番茶より二番茶の方が多くなります。

 

コレステロールの吸収を抑えるので、血中コレステロールが高めの人は、食事時に濃い緑茶を飲むことで改善が見られます。

この時、悪玉コレステロールだけを減らし、善玉コレステロールには影響を与えないというのですから、すごいですね(*_*;

 

脂肪の吸収も抑えます。

食事時に濃い緑茶を飲むことで、肥満が12週間後から改善したという例があるそうです。

ただし、これは8種類のカテキンの中の一つ「ガレート型」カテキンの力なので、他のカテキンでは効果はありません。

 

抗酸化作用の一つにガン予防があります。

人口動態統計によると、お茶の産地ではガンによる死亡比率が圧倒的に少ないそうです。

一日に緑茶を10杯以上飲む人は、がんの発症率が標準の4割以上低いという結果もあるそうです(埼玉県立がんセンター調査)

 

カテキンの抗菌作用で、食中毒菌やピロリ菌、虫歯の増加を抑えるのは紅茶と同様です。

 

コーヒー、紅茶、緑茶、どれも捨てがたいです。

 

 

ここで、緑茶だけの特別な成分を紹介したいと思います。

ビタミンC です。

ビタミンC の効果はこちら⇒健康長寿ネット

 

緑茶には、ビタミンCが入ってるんですね\(^o^)/

量はともかく、ついでにビタミンCが摂れるなんて嬉しいですね。

 

ちょっと寄り道して、ビタミンCの話

一応、ビタミンC含有量を調べてみました。

緑茶 グァバ 焼きのり 赤ピーマン 芽キャベツ イチゴ レモン ジャガイモ
100g 中のビタミンC 260mg 220mg 210mg 170mg 160mg 62mg 50mg 35mg

東京都健康長寿センター研究所

え~っ!

ビタミンCなら、緑茶、ダントツ?!

 

ちょ、ちょっと待った!!

この表は100gをまるごと摂取した時のビタミンCの量ですが、実は、緑茶の葉を100gは食べられませんよね。

実際に飲むお茶一杯には 6mg のビタミンC です。

このような表をチェックする時の注意点は、実際の摂取量を想像してみることです。

 

やっぱり生で食べられるイチゴはすごいです\(^o^)/

緑茶10杯 ≈ イチゴ100g ですね(^_-)-☆

中サイズのイチゴを測ってみました。

 20g

  縦横4cm

このイチゴを5個食べると、緑茶10杯分のビタミンCが摂れるのですね!!

 

ビタミンCを効率よく摂取するには、意外とジャガイモもいいみたいですよ。

でんぷんがビタミンCを守っているので、分解しないでそのまま私たちの体にとりこめるからです。

 

結 論

ホッと一息のティータイムには、コヒー、紅茶、緑茶、どれもいいですね。

成分をいろいろ見てきましたが、私たちが飲んでいるものの 90% はお湯だということを思い出しましょう。

 

成分と言っても、その量はたかが知れています。

その時の気分で、好きなものを味わって、リラックスすることが一番ではないでしょうか。

 

休憩時間はもちろん、食事の友にも、うまく付き合って余裕の暮しを送りたいものです。

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